紹介制 オーダージャケットパーソナルディレクション 紀尾井の杜倶楽部

紀尾井の杜倶楽部
BIRTHDAY JACKET
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Birthday Jacket バースデージャケット

What’s Birthday Jacket ?

- それは、未来のわたしへ贈るわたしからのギフト -

思い描く目標に向かい一年一年、高み=ステージを上げてゆく。
〈装い〉を整えることで、心持ちが変わり・思考が変わり・行動が変わってゆく。
そうすることにより出逢う人・見える世界が一段上がる。

KIO+IIの象徴ともいえる「Birthday Jacket」は、お客様のお誕生日に向けてお仕立てする究極の一着。
記念日という節目にあたり、次の一年新たな目標に向かって邁進していけるよう、
私達が心を尽くしてディレクティングさせていただきます。

Making Story

ソーシャルスタイルディレクター菊原亜紀江が、パートナー大神真由美と共に制作した「Birthday Jacket ・AKI –Model」。
そのメイキングストーリーをご紹介します。

Story-1 「次にめざすわたしはどんな姿?」思い描く目標からスタイルのテーマを導き出します

Coming Soon

「Birthday Jacket」の構想と共に、AKI-Model のプランニングに着手したのは、2019年の秋、出張先のパリでした。
「装い」によって人生の目標を叶えるお手伝いをしたいと願う私達にとって、ジャケットを仕立てるためには、身に着ける方の生き方に対する目標や願いを共有することが何よりも大切。
そのため、まずは大神真由美が菊原亜紀江に様々な角度からヒアリングを行いました。
日頃から多くの時間を共にする二人ですが、改めて話し合うと本人さえも気が付かなかった心の深い部分に触れる言葉や感情が自然と溢れだします。
思いつくままに発する言葉に丁寧に耳を傾け、ひとつずつ確認する大神真由美。
このプロセスを経て、徐々に新たな目標設定とイメージが明確になってきます…。

Making「BirthdayJacket・AKI-Model」

Coming Soon

2020年8月に55歳を迎えた菊原亜紀江。
会社設立20周年という節目の年でもあり、『紀尾井の杜 倶楽部』を立ち上げる記念すべき年。
そんな新たな挑戦へ向かう気落ちを鼓舞し、背中を押してくれるような〈未来をきりひらく力強さと時代を柔軟に生きるしなやかさを併せ持つエレガントスタイル〉がひとつめのテーマとして導き出されました。

Story-2 「突き詰めれば、自らの人生を考えること」繰り返し向き合うプロセスこそ大切

Coming Soon

ヒアリングを経てスタイルのテーマが導き出されました。
けれど、出来上がった〈装い〉を本当の意味で活かしていただくためには、送り手である私達が一方的にご提供するのではなく、お客様が繰り返しご自身と向き合っていただく過程が欠かせません。

Making 「BirthdayJacket・AKI-Model」

Coming Soon

テーマである 〈未来をきりひらく力強さと時代を柔軟に生きるしなやかさを併せ持つエレガントスタイル〉 の“力強さ”には“新しい挑戦を鼓舞する”の他にも、大切な意味合いが込められていました。
それは菊原亜紀江の外見的持ち味と同時に内面の状態に伴うもの。

典型的な日本人顔と体型、口調を含めた柔らかなものごしのせいもあり、第一印象は穏やかに見られることが多い。
いわゆる〇〇タイプ別診断と称されるものではかなりの確率で、“優雅さ・優しさ・上品さ”がキーワードのグループに分類される結果に。

Coming Soon

この数年、それこそが自らの特徴と納得し、かなり保守的な装いに徹してきました。
恐らくは、自身の会社にて、共に頑張ってきたパートナー離脱によるショックや二度の病を経験し、どこかエネルギーの値が落ち着いてしまったことも「装い」として現れていたのでしょう。
一見乖離するような人生の出来事と〈装い〉。
大神真由美のヒアリングを経て、二つが密接に結びついている事実を認識することができました。

Coming Soon

新たな事への挑戦よりも現状維持の数年間を過ごす中で、のちのビジネスパートナーとなる大神真由美をはじめとする様々な人との出逢い、そして『紀尾井の杜 倶楽部』の構想が浮上し、かつてのような情熱が再び湧いてきました。
本来のわたしはもっと強く、常に前へ向かって進む強い人間でいたいのだ、と。
そう感じた瞬間から我に返ったように、これまでの〈装い〉へ違和感を感じるようになったのです。
人生のトンネルを抜け、次のステージに進む時が来たと感じる瞬間。
〈装い〉を構築するには外見の特徴のみで簡単・短時間に“似合う”を見極めるのは片手落ち。
繰り返し自身の内面と対峙してこそ見えてくる価値の大きさは計り知れません。

自らと向き合うことは時に辛い感情を呼び覚ますこともありますが、次のステージに向かう時には絶対に必要なプロセスです。
どんなに素敵な「装い」でも、身に着ける人が心から納得しなければ、それはただ着せられているだけ。
私達はあくまでもお客様をサポートする伴走者。
主役はお客様。
「Birthday Jacket」はご自身がご自身のためにつくる一着です!

Story-3 「いよいよ、スタイルテーマの具現化へ」アイテム、素材、カラーイメージを構築

Coming Soon

さあ、次はいよいよテーマを形にしてゆく工程です。

スタイルイメージを明確にするために、これまで作成した数多くのジャケットサンプル、カラー&素材スワッチを元にデザインディテールのバランスなどトータルな見え方を確認。
仕上がりを思い描きながら過ごす楽しい時間です。

Making 「BirthdayJacket・AKI-Model」

Coming Soon

繰り返し話し合いを重ねた結果、ふたつの「Birthday Jacket ・AKI –Model」を仕立てることに決めました。

ひとつめは最初に導き出したテーマ〈未来をきりひらく力強さと柔軟な姿勢で時代を生きるしなやかさを併せ持つエレガントスタイル〉。
そしてふたつめは〈これまでのコンサバイメージを刷新するモードな印象のマニッシュスタイル〉。

Coming Soon

前者はスカート・ベスト・ノーカラージャケットのコーディネート。
オフホワイトの地に金糸が織り込まれた米沢織をセレクト。
本来の外見に似合う柔らかな色をベースにダイナミックな織り柄で内面の強さを引き出します。

対して後者は、スタイリッシュなダークカラーにピークドラペルのテーラードジャケット。
合わせるアイテムは、今季注目のサロペットで。
オフィシャルな場面での着用を想定し、デザインイメージを構築してゆきました。

Story-4 「熟練の職人技に身をゆだねる安心感」身に纏う人をより美しくみせるためのみえない技術

Coming Soon

アイテムイメージと同時に、着る人をより美しく演出するためのプランニングを進めます。
丁寧な採寸も単なるサイズ計測に留まらず、熟練のパタンナーと共にどうしたらバランスよく魅力的に映るか…。
様々なお悩みやその方のソーシャルな立場・場面に相応しい姿を創り上げてゆきます。

Making 「BirthdayJacket・AKI-Model」

Coming Soon

肩幅が狭くなで肩、背中が小さく全体に反り気味の反身体型。
既製品のジャケットは背中側に八の字にしわが入るのが悩み。特別太っているわけではないけれど、年齢に伴いボディにメリ・ハリ感が消え全体に丸みが生じているのも気になっていました。
また、乳がんのオペを二度経験したことで、左右非対称の体型になっているのも前述とは異なる要因により抱える悩み。
プレゼンやセミナーの登壇など視線が集中する場面では特に気になっていました。
この点を伝えたところ、前身頃の芯地を通常より厚く仕立てハリを出し補正することで極力目立たない仕様を採用。

Coming Soon

肩幅の狭さ・なで肩も、時代感を損なわない印象で肩パッドを入れました。
構築的なジャケットは体型カバーにとって最も有効なアイテムであることを実感。
イメージしたスタイルを形にするには、初めのテーマ設定も大切ですが、その後の熟練のパターン技術と重衣料をきちんとつくれる縫製の職人技無くては実現に至りません。
この点については既に全幅の信頼感を持っていたため安心して身をゆだねることが出来ました。

Story-5 「新しい一年・目標に向けて気持ちも新たに!」Birthday Jacket の完成

Coming Soon

あらゆるプロセスを経て、遂に「Birthday Jacket」の完成です。
お客様に初めて袖を通していただく瞬間は、私達にとっても至福のひととき。
お誕生日という記念すべき節目、お客様に心からお喜びいただけて、次なるステージに向かうサポートが出来ることは何よりの喜びです。

パーソナルオーダーブランド「KIO+II」のコンセプトである“理想とする〈人生〉を目指すなら理想とする〈装い〉を”の意味を体感していただける究極の装い。
それが「Birthday Jacket」です。

Making 「BirthdayJacket・AKI-Model」

Coming Soon

待ちに待った「Birthday Jacket・AKI-Model」が仕上がりました!
ふたつのモデルそれぞれに思い入れがあり出来上がりを見た瞬間の感動は決して忘れることが出来ないでしょう!
ひとつめの〈未来をきりひらく力強さと時代を柔軟に生きるしなやかさを併せ持つエレガントスタイル〉は、スカート・ベスト・ノーカラージャケットの3ピーススーツ。
金糸が織り込まれた米沢織は、外見の柔らかさを引き立てるオフホワイトが基調。
ダイナミックな柄行きが内面の強さを引き出してくれます。

Coming Soon

ノーカラーのジャケットに合わせたベストは一枚で着用できるようにやや浅めのV開きに。
マーメイドラインのロングスカートが全体のシルエットにメリ・ハリを演出します。
3つのアイテム全てコーディネートするとかなりドラマティックな印象になりますが、これにも大切な想いが…。
海外に行くことが多い私にとって、日本人のアイデンティティをきちんと表現できる「洋装」とはどんなものだろう?と。

その問いが長年の感情として意識の片隅にありました。
ゆえに、伝統織物・米沢織で仕立てられたこのモデルは、まさにお着物を着る心持ち、日本人の誇りを胸に、自信を持って装える一着が完成したと思っています。

そして何よりもパートナー大神真由美が心を込めて生み出してくれた「AKI-Model」は、Personal Direction Salon『紀尾井の杜 倶楽部』という新しい挑戦の門出に際し、力強く私の背中を押してくれているのです。

Coming Soon

一着目のモデルがスペシャルな場面にふさわしい〈装い〉だとすれば、二着目のモデルは日常のワーキングシーンを想定して作りました。
テーマの一つである〈これまでのコンサバイメージを刷新するモードな印象のマニッシュスタイル〉の通り、今期注目のサロペットとピークドラペルのジャケットをコンビネーションさせたスタイリッシュなスーツです。

Coming Soon

一般的にカジュアルな印象の強いサロペットをオフィシャルな場面に対応できるよう、あえてダークカラーの素材で仕立て、マニッシュなムードを演出。
マニッシュといっても直線的なシルエット一辺倒だと私には服に着られてしまいそうでやや不向き。
柔らかなシルエットやディテールで女性らしいゆとりを取り入れることで、持ち味を活かしまし
た。
ものづくりの面から言えば、構築的なシルエットながら相反するふんわりとソフトな印象に仕上げるのはとても難しい技術を要します。服のシルエットを出すには、硬くガチガチに仕立てた方がある意味簡単…それでは時代感のない、重く古臭い印象になってしまう。

「KIO+II」のジャケットは、この点にとても気を使い仕上げています。これは大量生産では中々叶えることはできません。それこそがパーソナルオーダーの醍醐味なのです。
「装い」に鮮度を与えるのは、アイテムやデザインも重要ですが、パターンと縫製の技術なくしては不可欠、このことを自らの体験を持って実感しました。
世の中には大量の服が存在し、安く手軽に、最速で手に入れることも可能だけれど、想いや沢山の人の手が尽くされ生まれたMade in Japanの服の価値を伝えてゆきたい・・・
いまこの一着を身に纏いそう強く願っています。

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